「女性がキラキラしている期間は1ヶ月のうち12日だけ」

わたしの好きなアイドルがインタビューで答えていた言葉です。

健康な女性なら月に1度はやってくる生理。
実は女性は生理の影響で、1ヶ月のうち快適な期間は10日間ほどしかないというのです。

 

よくよく思い返してみると、わたしも全くその通りでした。

生理自体すごく重たいほうで生理痛や体調不良はもちろん、生理がはじまる前から起きる肌荒れに、ジェットコースターなみに浮き沈みする感情‥でもこれが普通だったんです。

我慢するしかないと半ば諦めていたのですが、看護師の姉に相談すると「我慢するのはおかしい」「産婦人科にいって先生に話を聞いてきたら」と即答。病気以外の理由で病院に行くのは気が引けましたが、万が一何かあったら‥と思い病院へ予約。

特に大きな異常はなかったものの(ひと安心!)、先生からは「しっかり自分の体と向き合ってね」とひとこと。
自分はこういう体だし、しんどくなるのは仕方ない‥といままで不調を見て見ぬふりしてきたことをちょっぴり叱られました。

そして「不調になるのは女性ホルモンが影響していることが多いよ」と教えてもらい、 “自分の体を正しく知ること”に目を向けてみました。

健やかに生きていくために知っておくべきこと

女性が健やかに生きていくために知っておくべきことが、女性ホルモンのこと。

女性ホルモンの周期的なゆらぎは、初潮を迎える思春期頃から始まります。そして成熟期、更年期へとステージが進み、約40年女性はゆらぎとともに生きていくことになります。
約40年間、1ヶ月10日間だけではなくすべての日をゆらぎに左右されず快適にすごしたいのが本音。

では快適にすごすために、まずはいつどんな不調を感じるのか。そして女性ホルモンの特性や周期をしることで毎日の過ごしかたも自然と変わってくるはずです。

 

基本の月経や女性ホルモンのしくみから、4つのバイオリズムまで‥

生理と生きるすべての人に知ってほしいことをまとめました。

あなたの生理は正常ですか?

女性ホルモンを知る上で、理解しておきたいのが生理のこと。

生理とは通常約1ヶ月に1回のリズムで、卵巣から卵子を排出します。それに合わせて子宮内膜を厚くし、受け入れ態勢を整えて受精卵を待ちます。しかし卵子が受精しなかった場合は子宮内膜が剥がれ落ちて出血が起こります。この現象が生理です。

自分の生理の状態が正常か異常か‥
毎月きているとしっかり向き合って考えることも少なくなってしまっているのではないでしょうか。
もしかすると周期が長かったり、出血量が多かったり‥。しんどい思いをしているのに、それが「普通」になっている方もいるかもしれません。

「正常な生理」の定義は決まっているそうです。

出血日数:3日以上7日以内
生理周期:25日以上38日以内

約1ヶ月の周期で訪れる生理は、2種類の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)によってコントロールされています。
この2つの分泌バランスが乱れることで生理周期の乱れが起こります。
2つの女性ホルモンが正常に働いていれば規則的に生理が起こるのですが、生活習慣の乱れによって適切に分泌できなくなると、生理の遅れなどの周期乱れが生じるのです。

不規則な生理に悩んでいる女性はまず以下の生活習慣を見直してみてください。

・ストレスが溜まっている
・野菜をあまり摂らない
・冷たい飲み物をよく飲む
・無理なダイエットを行っている
・過労や睡眠不足が続いている
・運動不足

 

\ エストロゲンとプロゲステロンのちなみになる話 /

「エストロゲン(卵胞ホルモン)」は子宮内膜を厚くして妊娠に備えます。
美のホルモンともいわれ、肌や髪のハリツヤを保ち、女性らしい体にする作用もあります。

「プロゲステロン(黄体ホルモン)」はエストロゲンによって厚くなった子宮内膜を柔らかく維持して妊娠しやすい状態に。
母のホルモンとも呼ばれています。

女性の4つのバイオリズム

さらには女性には2つの女性ホルモンのバランスによって変化する「4つのバイオリズム」があります。
サイクルごとに体が軽くなったり、心を沈ませたりと‥多くの女性がコントロールしきれない感情の変化に振り回されています。

サイクルを理解し、自分が今どの状態なのか知っておくことで自分自身を上手くコントロールできるように。

 

 

月経(リセット期)‥ 生理は不調から回復へ 月経開始1~7日

リセット期は生理出血とともにスタート。

いらなくなったものを排出し、体も心も新たなサイクルに向かう期間
プロゲステロンとエストロゲンの分泌が急激に低下することで、基礎体温は低温相に入りお腹が痛くなったり、体が停滞し、心も沈みがちに。この時期は無理をせず、ゆったりとリラックスして過ごすことが大切です。

体も心もリセットできるタイミングなので心身ともに楽な方はデトックス期間としても◎
軽い運動を取り入れたり、栄養バランスを意識した内容にシフトしてもいいでしょう。

 

卵胞期(キラキラ期)‥ 女性として最も美しくなる時期 月経開始8~14日

1ヶ月の中でホルモンバランスが安定している時期

エストロゲンがたくさん分泌されその影響で子宮内膜が徐々に厚くなります。
副交感神経の働きも活発になり気分は安定しポジティブに。

基礎体温は低温相のままですが、新陳代謝が活発になるため血行がよくなり肌は潤い髪はツヤが出ます。

 

排卵期(ニュートラル期)‥ ポジティブだった気分もだんだん不安定に 月経開始15日~21日

活動的だったキラキラ期を終え心も体も落ち着き、穏やかに過ごしやすい時期に。

卵胞が十分に育つとエストロゲンの分泌量が最大になり、脳から排卵の指令がきて卵胞から卵子が放出されます。これを排卵といいます。排卵日を境に基礎体温が低温相から高温相に切り替わります。

徐々にホルモンバランスが急激に変動することで、元気だったり落ち込んだりと気持ちの起伏がだんだん不安定になっていきます。

 

黄体期(アンバランス期)‥心身ともに不調になりがち 月経開始22~28日

感情も身体もまさにアンバランスでサイクルの中でもっとも難関な時期。

排卵後の卵胞が黄体に変化します。この黄体からはプロゲステロンがたくさん分泌され子宮内膜はより厚く、妊娠に適した状態になります。

プロゲステロンの影響でイライラが募ったり、逆にやる気が出なかったりと不安定な心状態に。
基礎体温を高温相に維持し水分をため込むことで、むくみや吹き出物ができやすくなったりと肌もトラブルが起こりやすい時期です。

このような生理前の不調を「PMS(月経前症候群)」と呼びます。
PMSの中でも、特に心の不調が著しく、日常生活や社会生活に支障を来たしているような状態を「PMDD(月経前不快気分障害)」と呼びます。

※生理周期による体と心のリズムは個人差があります

 

このように女性ホルモンは、心や体に大きな変化をもたらします。
自分でも気づかないうちに、女性ホルモンの影響を受けていることを知っていただけましたでしょうか。
日常的なゆらぎをコントロールして、体調を整えることができれば、結果的に女性ホルモンのバランスも整うはず。

ではゆらぎをどうコントロールして、女性ホルモンを味方につけるのか?

緩めるところと締めるところのバランスを大事に

ゆらぎをコントロールして上手に女性ホルモンと付き合うには‥
規則正しい生活と食生活、適度な運動、ストレス軽減、不調改善。といっても、すべてやるのは無理ですよね。

例えば「寝る時間は短くなるけど、良い眠りを心がける」とか、「外でしっかり運動はできないから、今日は家でストレッチだけ」とか、できることからやっていくことが大事です。
緩めるところと締めるところのバランスをとって、自分なりに帳尻合わせをすればいいんです。

また自分なりのストレス解消法を持っておくのも女性ホルモンと上手く付き合う秘訣です。
そして毎日行っているスキンケアや食事の習慣に女性ホルモンのリズムを意識したアイテムを取り入れることで、PMSや生理痛など、気になる症状の緩和をサポートしてくれるかも。

 

 

たとえばサプリで栄養を補う
わたしはだいじょうぶなもののビーガンDHA+ボラージオイルを定期的に飲んでいます。

現代女性に不足しがちなオメガ3を含有したDHAと必須脂肪酸であるオメガ6を含有したボラージオイルをGRAS認定済の植物性カプセルにつめたオイルサプリ。

全世代の女性のゆらぎに徹底的に寄り添う処方となっていて、PMSやホルモンバランスの乱れから起こるメンタル不調にもアプローチしてくれます。

サンテラボではその他にも女性のゆらぎに耳を傾けたインナーからサプリ、コスメまで、フェムケアアイテムをたっぷり揃えているので是非チェックしてみてください。

身体のSOSを見逃さないように

毎月のことだけれど憂鬱になってしまう、生理。
身体のバイオリズムを見つめ、日々の生活を少し見直すことで、少しでも気分が軽くなってくるはずです。

生理前にイライラして落ち込んで肌も荒れて‥そんな女性ホルモンに翻弄されている現代の女性たち。

わたしもかつてはそんな女性ホルモンのゆらぎに振り回されていましたが、年を重ねるごとに自分を知り、受け入れることで、上手く付き合えるようになったと思います。
まずは自分自身の体を正しく知り、受け入れることから始めてみませんか?

 

しんどいことも多いけど、生理があるから「女性らしくいられる」のだと思います。
身体のSOSを見逃さないよう、もっと生理に、自分の身体に関心を持つようにしましょう。

スタッフ じかん