「フェムテック」「フェムケア」が社会に徐々に浸透し、ここ数年で「吸水ショーツ」や「月経カップ」など、さまざまな新しいサニタリーアイテムが増えました。

しかし、サニタリーアイテムの選択肢が増えているにも関わらず、約9割の女性が使っているのは「紙ナプキン」です*。

この軽く衝撃的な事実を受け、サンテラボのフェムケアブランド「hinna(ヒンナ)」の、吸水ショーツをはじめとするフェムケアアイテムを企画・開発するメンバーたちは、「紙ナプキンの良さ」について改めて探ることに!スタッフ調査を通して見えた、みんなが紙ナプキンを選ぶ理由や、進化系紙ナプキンについてなど、紙ナプキンを改めて見直しました。

紙ナプキン派の人も、そうでない人も、普段使うアイテムを選ぶ理由を今一度考えながら、記事をお楽しみください♪

*厚生労働省「『生理の貧困』が女性の心身の健康等に及ぼす影響に関する調査」(2022年3月)より

本記事での「紙ナプキン」は、「使い捨てナプキン」を意味しています

 

\ わたしたちが調査しました!/

hinna開発メンバーたち


なかがわ
吸水ショーツ、オーガニックコットンインナーを企画・開発。期間中は、吸水ショーツ×紙ナプキン・布ナプキンを併用している。3日目からは吸水ショーツオンリーで過ごす。


かとう
吸水ショーツ、オーガニックコットンインナーを企画・開発。吸水ショーツをほぼ毎日着用するほど、吸水シリーズを愛用している。布ナプキンや布ライナーも毎日必須でつけている。


とくまる
hinnaの食品開発 兼バイヤー。量が多いため、4日目までは吸水ショーツと併せて紙ナプキンを使用しているが、敏感肌のため肌トラブルに悩んでいる。

スタッフ調査でも、ほぼ全員が紙ナプキンを使っていました!

サンテラボの女性スタッフ28名に、普段使っているサニタリーアイテムについてアンケート調査を行いました。

※複数回答ありの結果です

結果は…、サンテラボスタッフの中でも紙ナプキンを使っている人が28人中27人と、ほぼ全員が紙ナプキンを使っていました!一番多かったのが、吸水ショーツ×紙ナプキンの併用使い。はじまりと終わりかけは吸水ショーツ1枚で過ごし、量が多い期間は吸水ショーツ×紙ナプキンをセット使いしているというスタッフもいれば、量に関わらず常に吸水ショーツ×紙ナプキンで過ごしているというスタッフも。

布ナプキンやタンポンの使用者は10%未満と少数派で、月経カップを普段使っているというスタッフは0%でした。また、タンポンを利用しているスタッフも、紙ナプキンや吸水ショーツと併用していました。

とくまる:サンテラボの女性スタッフも、ほぼ全員が紙ナプキンを使っているんですね!!

なかがわ:紙ナプキンと併用して、吸水ショーツも使ってくれているスタッフが多いみたいですね!吸水ショーツは、いつ始まるか不安な時期に本当に心強いですよね。

かとう:はじまりと終わりかけの紙ナプキンの使用量を減らせるのもエコだし、交換のストレス削減にもなるってお声もいただいていますよね。

とくまる:でもやっぱり、紙ナプキンの存在感?信頼感?はすごいってことがこの結果でよく分かりますね!

 

「紙ナプキン オンリー」派も!

hinnaの吸水ショーツを販売しているサンテラボのスタッフゆえに、吸水ショーツと紙ナプキンを併用しているスタッフがほとんどと、吸水ショーツの利用率が一般的よりも高い中で、「紙ナプキン オンリー」派も若干にして4名いるということが分かりました。気になるその理由は…

手軽さや衛生面で紙ナプキンを選んでいる他、量が多く、漏れに対する不安から、取り替えられる紙ナプキンを選んでいるといった回答でした。

また、中には、量の多い2・3日目は紙ナプキンだけを使っているというスタッフも多数いました。

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かとう:ライナーから夜用のスーパーロングまで、たしかに紙ナプキンの対応幅って広いですよね!

とくまる:私も量が多いので、4日目までは吸水ショーツ×紙ナプキンで過ごして、5日目からは吸水ショーツオンリーにしています。量が多くて紙ナプキンを選ぶという人は多い気がします。

なかがわ:洗浄不要で、汚れたまま長時間我慢しなくていいという点でも、紙ナプキンを選んでいる人は多いみたいですね。

かとう:やっぱり、洗って繰り返し使える吸水ショーツはエコではあるけど、洗うのが面倒に感じるときもあるかもしれませんね。hinnaの吸水ショーツはシャワーでさーっと流れるようにした、洗いやすさにもこだわったものなのですが!

 

紙ナプキンを選ぶ、2大理由とは?

紙ナプキンの支持率がこんなに高い理由には、どういったものがあるのでしょうか?スタッフ調査を通してみえたのは、大きく2つの理由でした。

「衛生的」「ラク」といった、紙ナプキンならではの強みを感じる理由がツートップでした。一方で、学生時代に生理用品として教わってから、なんとなく使い続けているスタッフや、特に悩みがないから紙ナプキンを使っているというスタッフも一定数いました。

「その他」の回答では、「量が多いから」「量に合わせてサイズを変えられるから」「漏れる不安が少ない気がするから」といった、量に対する安心感で紙ナプキンを選んでいるスタッフも。

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かとう:やっぱり、使い捨てはラクですよね。洗わなくていいというところが大きいんだと思います。

とくまる:衛生面の理由が1番多いですね。hinnaの吸水ショーツも抗菌機能つきで履きっぱなしでも衛生的に過ごせるけど、気持ちの部分で取り替えたほうが衛生的だと感じるというのは、分かります。

なかがわ:「どこでも簡単に手に入りやすいから」って理由も3番目に多いですね。紙ナプキンは総じて「ラク」だということみたいですね。

かとう:欧米では女性の7割がタンポン派らしいですよ。タンポンも結局は使い捨てで「ラク」だから支持率が高いってことですよね、きっと。

とくまる:使い捨て品は使う側にとってはラクだけど、これだけ使い捨て品を使っている女性が多いということは、環境にとっては負担ですよね。紙ナプキン自体がエコ化しないと、まずいのでは…。

 

進化がすごい!最新の紙ナプキン

かとう:limerimeのビオナプって知ってます?天然の竹の繊維をトップシートに使っているナプキンなんですけど、竹ってプラスチックやコットンの代替え繊維として注目されているみたいなんです。今や、洋服や下着でいろんなブランドさんが竹素材のものを展開していますが、ナプキンに使われているのは私が知る限りはlimerimeくらいですかね。limerimeは製品からパッケージまで97~99%生分解性があって土にかえる素材でできた、サニタリー用品における廃棄の課題に着目したブランドなんですよ。

なかがわ:海洋プラスチックごみの5位はサニタリー用品って聞いたことがあります!hinnaでも生分解性の高いアイテムを作りたいですよね。

かとう:吸水体にも木製パルプを使っているみたいですし、トップシートの漂白も酵素漂白をしていて、体にやさしいナプキンなんですね。

なかがわ:でも実際、使い心地はどうなんですか?使い心地も良くないと、みんなが使ってくれるようにはならないですよね?

かとう:私、limerimeのナプキンを使ったことがあるんですが、竹の繊維というわりにはシャリ感が強くなくて優しい風合いですよ。オーガニックコットンのナプキンより肌に合うというスタッフもいますよ。

とくまる:このバンブー素材ならではの蒸れにくさ。すごく頼もしいです!実は私、肌が弱くて市販の紙ナプキンが合わないんです…。薬を塗る時もありますが、limerimeのナプキンは肌トラブルがありませんでした!

なかがわ:あと、このパッケージデザインもすごくイイ!!万一、急な来客があってトイレに出しっぱなしにしていても、「まぁいっか」って思えそう(笑)。

かとう:私、紙ナプキンをお店で買うことが恥ずかしくて…。そういう、サニタリー用品に対する「恥ずかしさ」を気にさせないデザインも良いですよね!最近の紙ナプキンって機能的で、エシカル面でもすごく使いやすくなってるんですね~!

▼ limerimeのビオナプはこちら


 

紙ナプキンを見直すことで、参考になりました!

かとう:私は吸水ショーツだけで快適に過ごせているから紙ナプキンを使うことがほとんどなくなったけど、こうやって改めて紙ナプキンについて考えてみると、多くの女性が紙ナプキンを選ぶ理由に納得してしまいますね。

とくまる:手軽さ、衛生的、肌心地、そしてデザイン性がキーポイントなんですね!

なかがわ:今回、紙ナプキンの良さを洗い出したことで、女性のサニタリーアイテムに対するニーズがよく分かりましたし、この発見をぜひ活用したいですね!

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過ごし方、量、時間、肌との相性、環境負担を考えて選ぶなど、いろんな選び分けができる紙ナプキン。

使い捨てならではの使いやすさや快適性があり、用途が広いというところも使用者が多い理由だと分かりました。メイン使いもサブ使いもできる、女性の「お守り」的存在と言っても過言ではありません。

紙ナプキンから学んだことを今後hinna のフェムケアアイテム開発に活用していきたいと思います。
これからの展開もお楽しみに♪

 

【サンテラボ編集部】

▼ hinnaの吸水シリーズはこちら


 

関連ブランド: hinna limerime

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