からだ・こころ・暮らしなど
それぞれの「あるある」や「お悩み」について、
今日も大人女子たちが語ります。

今回のテーマ

生理痛がひどい、
わたしたち

人によってかなり差が出る生理痛。倒れ込むほどの激痛に毎月耐えている人もいれば、そうでない人も。また、産前産後で生理痛の様子が変わったという人も!前編となる今回のトークは、学生時代から毎月ひどい生理痛に悩まされている3人が、悲痛なお悩みを打ち明け合いました。

語る大人女子たち

  • スタッフA

    学生時代からひどい生理痛に悩まされ、毎回痛み止めが手放せない。しかし産後、生理が嘘かのように楽に。あらゆるアイテムを試し、セルフケアを欠かさない。
  • スタッフB

    生理痛が痛すぎて動けないことはザラ。生理痛とともに吐き気も伴うタイプで、学校や会社に行けない日も。しかし、5年前からピルを服用し始めたことで、痛み止めなしでも生理期間を過ごせるように。
  • スタッフC

    あまり薬に頼らないようにしていたが、高校生から痛み止めを服用するように。メンタルが生理周期に影響を与えてしまうことが多い。

 

つらくてつらい、わたしたちの生理痛

 

スタッフA:学生時代は、頭の血の気がふぁーっと引いて授業中に倒れたことが…。それで先生に運んでもらって、親に迎えに来てもらって帰ったこともあります。

スタッフC:私も最近の出来事なんですが、ご飯を食べてから痛み止めを飲もうと思っていたんです。でもその前に生理痛が襲ってきて… トイレで必死に痛みにこらえて、もう全身汗だく!! しまいには、貧血で自宅のトイレの床で倒れてしまいました。

スタッフA: 分かるぅ~… 「生理がくる」と感じたらすぐに薬を飲まないと大変なことになるよね。薬を飲み遅れると、痛みが引きづらくなっちゃうというか。

スタッフC:翌朝に生理がきそうという日は、その夜に気持ち悪くなって目覚めて、そこからずっとトイレから出られない。そして寝れない。そんな日は結構あります。

スタッフAスタッフB:ひぇ~!それはツライ!!

スタッフB:私も、痛みで脂汗や冷や汗がダラダラになっちゃって、周りからも「暑い?大丈夫?」「顔色がすごい悪いよ?」と言われるほど、汗だくになります。あとは、痛みからくるものなのか貧血からくるものなのか分からないけど、吐き気が襲ってきます。そうなっちゃうと、もう何もできない。生理が重い2日目は学校や仕事を休んだこともあります。

スタッフA:うんうん。冷や汗かくよねぇ~。

スタッフB:お二人は、生理の痛みってどんなタイプですか?お腹をくだす系?それとも子宮がきゅーっと痛い系ですか?

スタッフC:私はとりあえずお腹が痛くなるんですけど、その痛みがくだしてる痛みなのか、子宮の痛みなのかが分からないから、とりあえずトイレに向かいます(笑)

スタッフA:でもくだすよね!

スタッフB:うん、くだしもする!くだす人が多いって、聞いたことがある気がする。

スタッフA:痛みは、出産時の陣痛のような痛みかなぁ。出産は薬なんて使えないから、つらいってもんじゃないけど(笑)。

スタッフB:人によっては腰が痛いっていう人もいますよね。

痛み止めが手放せない

 

スタッフB:痛み止めの薬は何を飲んでいますか?

スタッフC:バ●リンの中でも弱いものを選んでます。強いものを飲むと、それが効かなくなっちゃうのが怖くて。

スタッフA:薬が手放せなかった頃、ドラッグストアで薬剤師さんに「生理痛にいい薬はどれですか?」って聞いたら、「生理痛だけに効く成分で作られている薬がいいですよ」っておすすめされたよ。

スタッフB:私、多分このメンバーの中で一番薬を飲んでて… 1日の規定量より飲まなきゃ座っていられない時が…

スタッフA:痛み止めって6時間ぐらい空けないとダメじゃなかったっけ?

スタッフB:そうなんです。でも効かないから…。ダメなのは重々承知なんですが、痛みがツラすぎてどうしようもないんですよね。でも胃は荒れるし、リスクもあるから心配だし。でも痛いし…といった感じで。

スタッフC:痛みだしてから薬を飲むのでは効きが遅いんですよね。痛みがくる前に飲まないと!

スタッフA:そうそう。もう長年の経験で、だいたい予測がつくよね(笑)

スタッフC:婦人科には行ったことはありますか?

スタッフA:あるよ。でも婦人科に行ったのは大人になってからかなぁ。中学生の頃は、そもそも「薬を飲む」という考えがなくて。親も、そういうのが全然分からない世代だから、薬を勧められることはなかったし、薬という選択肢があるなんて知らなかった。

スタッフC:そうですよね。私も中学生の時は「薬に頼っちゃダメ」だと思っていて。でも大学生の時に婦人科の先生に「あまりに痛い時は薬を飲んでいいんだよ」って言われて、お医者さんが言っているなら大丈夫かもって安心して飲むようになりました。

ピルで生理痛は改善される?

スタッフB:私は今、婦人科に通っています。「薬をそんなにガバガバ飲まなきゃいけないぐらいツライというのは、何かの病気が隠れている可能性もあるから、継続的に受診してほしい」とお医者さんに言われました。それで、子宮内膜症の初期段階じゃないかと言われていて、今ピルを処方されています。私はピルで生理痛がすごく改善しているし、今はほぼ痛み止めの薬を飲んでいません。

スタッフC:へぇ~!もう痛み止めを卒業したんですね!

スタッフAピルを飲んで生理痛がラクになったという知り合いは結構いるよ。

スタッフB:周りに「ピル、いいよ」って勧めてます。ただ、お医者さんの診断が必要で、血栓症のリスクがあったり、吐き気などの副作用があったりするので、もちろん万人におすすめできるものではないけど、もしピルで改善する人がいるなら使ってみてもいいかなと思います。

スタッフA:でも私はピルですっごい浮腫んだ!あまりにも翌朝の顔がパンパンになってしまうから、産後生理痛が落ち着いたのもあってピルは数日試してやめちゃったけど…

スタッフB:体質に合う、合わないってありますよね。今日は、今私が飲んでいるピルを持ってきたんです。オレンジの薬を飲んでいる期間は出血がなくて、この白い偽薬を飲むと出血がくるという感じです。私は毎日夜ご飯の後に飲むようにしています。

 
 

スタッフC:初めて実物みました!

スタッフB:高校生の時に婦人科でピルを勧められたことがあったんですが、若い時にピルを飲んでいると、「避妊」目的で飲んでいるんじゃないかと周りに思われるのがすごいイヤで。その時はお医者さんに「いいです、生理痛に耐えます」と断ってたんです。

スタッフA:分かる分かる。

スタッフB:でも大人になって、こういったフェムケア関連のお仕事をしていることもあって、おもいきって始めてみたら快適だったんです!

スタッフC:私もピルに興味があったんですが、私片頭痛持ちで。頭痛持ちの人がピルを飲むと血栓症を起こすかもしれないらしく、片頭痛持ちのある有名人が新種のピルを飲んで脳に血栓ができてしまったという情報を知って、「怖い」ってなってしまって。そんなリスクに怯えるぐらいなら、私の場合は鎮痛剤を飲むのは生理期間中のうち1・2日間だけなので、それでいっかって。

スタッフB:怖いよねぇ!私も片頭痛持ちで、ピルを飲み始める前にすごく悩んだけど、私の場合は鎮痛剤を飲み過ぎている人生だから、迷いながらもピルにしている…。

スタッフC:万が一なにかあると怖いし、判断が難しいですよねぇ…

生理痛は遺伝??

 
 

スタッフB:なんで生理痛が全くない人もいれば、私たちみたいにひどい生理痛に苦しんでいる人もいるんでしょうね?遺伝?しかも、私たち3人とも、生理がはじまって最初から生理痛がひどいタイプですよね…

スタッフC:うちのお母さんは全く生理痛がない人です。

スタッフA:うちの母も。しかもうちは3姉妹だけど、生理痛がひどいのは私だけ。

スタッフBうちの母は学生の時に生理痛がひどかったタイプだったんですけど、出産を機にラクになったパターンで。私もそうなることを期待したいです(笑)。

スタッフC:遺伝とは関係なさそうですね…。ホント不思議…。

スタッフA:あと、またも不思議なことに、出産してから生理痛が前よりも緩和されたんだよね。特に、運動を頑張った月はなんとなく生理痛がマシな気がしていて。大人になって、体の調子に自分で気付けるようになってきて。私の場合は体の調子が生理痛と関連している気がしてる。

スタッフC規則正しい生活をしていると生理痛も穏やかになるって聞いたことはあります。そんなに不規則な生活をしているわけじゃないんですけどねぇ…。

後編では、それぞれの対策や愛用アイテムについて語っています。お楽しみに!

文:サンテラボ編集部

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